分析概論の18回目はガスクロマトグラフの理論段数に関することです。 理論段数は簡単にいうとカラムの分離性能の高低を表す数値です。ガスクロクロマトグラフの場合、吸着と脱着を繰り返す回数と、カラムのどの位置で繰り返し起こるかが問題になります。したがってカラム長さが2倍になると保持時間は2倍になり、理論段数は2倍になります。 担体上でカラムの渦流が発生すると固定相、移動相との接触が増えることで…
デザイン・サンプリングの18回目は対数正規分布に関することです。 対数正規分布では数値がすべて対数変換されているので幾何標準偏差の対数の規則にしたがっており、必ず1より大きな値になります。 環境気中濃度は低濃度位置にデータが集まるいびつな形になっており正規分布ではなく対数正規分布になっています。統計処理では不都合なため、濃度軸を対数変換して幾何平均値を中心にした左右対称な正規分布に近似さ…
関係法令の18回目は事務所衛生基準規則にに関することです。 事務所衛生基準規則による室内の空気の基準はCOで50ppm以下、CO2で5000ppm以下となるように換気しなければならないとなっています。(第3条) CO2で5000ppmは高いようですが、締め切りの狭い室ではすぐにこのレベルに到達します。室内禁煙が進んでいますので、CO50ppmはファンヒータの不完全燃焼でもなければまず起こりません。 空気調和設備…
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